T.Y(看護師)

看護師・保健師・養護教諭
東京医科歯科大学病院、同大学勤務を経て、中学校に勤務。2022年より現職。
東京医科歯科大学卒

入職理由を教えてください

株式会社ソシエテが掲げるミッション「どのような境遇のひとにも、尊厳をもって生きられる場所を」に惹かれて入職を決めました。

対人援助職として私が目指していたのは、「周囲の環境がたまたまその人にとって合わないものであったがゆえに、その人の持つ可能性が制限されたり、生きづらくなってしまったりすることを防ぐ」ことでした。だから、ミッションには非常に共感しましたし、それを精神科訪問看護という仕組みで実現しようとする「コモレビ」のサービスにも関心を持ちました。

また、一人一人に寄り添うだけではなく社会の変革をも目指す、会社としての姿勢にも面白みを感じました。私に何ができるかはわかりませんでしたが、微力ながらもコモレビと共に歩んでいきたいと、思い切って飛び込んでみました。

コモレビならではの面白さとは?

対話の時間が30〜40分と長く確保されており、利用者さんの希望に沿いながらあらゆる形の支援を行えることです。

また立ち上げから日が浅いステーションで、スタッフの数もまだ決して多くないこともあり、「うちはこういうやり方だから」と決まりきった「型」のようなものはなく、一人一人がステーションのあり方を模索し、共につくり上げていくことが出来るのが、コモレビの面白さだと思います。

あらゆる可能性が広がっているからこそ、「私にどんなことができるだろうか」と日々深く考えさせられますし、「日々、新たな知識を得て支援に取り入れていきたい」というモチベーションにもつながります。

職場の魅力について教えてください

さまざまなバックグラウンドを持つスタッフが集まっており、それぞれの経験や強みを活かそうという文化があることが魅力のひとつです。

そして、あたたかな人間関係もコモレビの何よりの魅力だと思っています。

訪問の合間にはステーションで記録などの作業を行いますが、支援をするうえでの困りごとから、利用者さんとの対話のなかで生じた自分の心の揺らぎ、プライベートな話まで、何でも話しやすい雰囲気があります。次の訪問に向かう前に、仲間との会話でエネルギーをチャージしてもらうことも多いです。

コモレビで実現したいこと

今は何よりもまず、より多くの人にコモレビのサービスを広げていきたいと思っています。

その過程で私やコモレビが多くの人や組織と出会い、出会った人たちが求めていることに対して、自分たちができることに真摯に取り組んでいきたいです。

ひとりよがりに「こうしたらよいのでは」を押し付けていくだけでは何も受け入れられないと思っています。

目の前の人たちとしっかり心を交わし続け、一人一人の思いやニーズを汲み取るための余裕やしなやかさやを常に持ちながら、人や社会に対して自分たちに何ができるのかを考えて、地道に実践していきたいです。

どんな人と一緒に働きたいですか?

良い仕事をするための土台として、まずは自分たちがすこやかで心地よくいられることが大事だと思っています。

一緒に働く方とは、お互いに気にかけ合い、気持ちよく働ける環境をつくろうという意識を共有できると嬉しいです。

そのうえで、情熱を持って真摯にこの仕事に一緒に取り組んでいける方に来ていただきたいです。違う人間である以上、他人の全てを知ることはできないし、支援においては一様の正解がないなか、利用者さんに粘り強く寄り添い続けるには、「よりよい支援を行っていけるようになりたい」という思いをしっかり持っていることがとても大切だと思うからです。

オススメの本・映画

本:朝井リョウ『時をかけるゆとり』、村田沙耶香『生命式』、石田衣良『娼年』シリーズ(全3巻)、くどうれいん『うたうおばけ』

映画:李相日(監督)『怒り』、ジル・ルルーシュ(監督)『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』